公認心理師になるには~勉強方法を紹介します~

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悩める受験生
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公認心理師の国家試験に合格したいけど、どんな勉強方法があるのかしら?

ここでは、公認心理師を目指している方にとって、その試験対策おすすめの参考書テキスト本について、独学で取得した筆者の勉強方法について紹介していきたいと思います。

記事の内容

  • 筆者の経験談
  • 使用した参考書・テキスト本の紹介
  • 独学を支えた情報源の紹介

記事の信頼性

医療・高齢・地域福祉でソーシャルワーカーとして、対人援助職20年以上。現職は、地域福祉機関で管理者をしています。
社会福祉士養成校等で、社会福祉士等の養成に関わって約10年。
有資格は、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、公認心理師。ブログ月間1万PV。

公認心理師合格への道

私めざしは、精神科を標榜する医療機関や地域福祉等での実務経験Gルートで公認心理師を取得しました。

国家試験時期は、2020年に実施された第3回になります。

このGルートに関しては、経過措置が2022年で終了になりますね。今後は、受験資格取得までの道のりが難しい国家資格の一つになります。

資格取得の動機は、メンタルヘルスケアを必要とする当事者が、ほんとうに地域社会には多くいていて、もっと援助者としての幅を広げたい、自身のスキルアップのためでした。

結論から言うと、公認心理師の試験勉強は今も実務でとても役立っています

このサイトでの情報が、みなさんが従事されている対人援助職としてのお役に立てば幸いと思っております。

使用した公認心理師テキスト

実際に使用したテキストを紹介します。

私は、この2冊のみでした。

心理教科書 公認心理師 完全合格問題集

この過去問題集をただひたすら繰り返し解いていました。何周したか忘れるぐらい💦10回はいかないとは思いますが、一通り解くだけでもとても時間がかかるし、大変だったです。

この問題集の良いところを以下にまとめますと、

  • ブループリントの24項目に沿って、過去問を振り分けてくれている。
  • 繰り返し解いていると、自分の不得意分野が分かってくる。
  • 自分の不得手の傾向に沿って、集中して勉強することができる。

使用してみて悪いところを挙げると、

私が使用した発行年のテキストでは、少し誤字があったり、間違った表記もいくつか見受けられました。その間違いに気づけることも勉強の成果かなと無理やり・・・納得してましたが、今は改善されていればと思います。

それ以外には、私は使用していませんでしたが、周りの方々は赤本を購入されている方が多くおられましたので、以下に紹介しておきます。

心理教科書 公認心理師 要点ブック+一問一答 第2版

概要として大枠を捉えるためのテキストとして活用してました。

要点ブック」なので、まさにそういった使い方ができたように思います。

そして、力試しとしての一問一答章末問題も掲載されているので、繰り返して解くようにしていました。これも何回やったかわかりません。

独学を支えた情報源について

めざしは独学です。それを下支えしてくれたいろんな情報源を紹介したいと思います。

公認心理師・臨床心理士の勉強会

過去問を丁寧に解説してくれているサイトになります。

ソーシャルワーカーがベースになる私は大変お世話になりました。

国家試験に合格するためにはもちろん知識は必要になるわけですが、当サイトでは、

  • 何のために知識が必要になるのか
  • 経験豊かな心理職としての見識

そういったことが、サイトにはふんだんに盛り込まれていて、興味深く解説を読むことができます。

過去問やブループリントに沿ってまとめられていますし、すこし深く学びたいと思われたら、参考にされたら大変よいと思います。

様々な手引き

ここでは、さまざまな資料(ソース)を紹介しておきます。

公認心理師の試験には、さまざまな手引きの知識が必要になります。以下に、一部になりますが、参考にしていた手引きのリンクを紹介しておきますね。

自殺予防カウンセラーのための手引き(日本語版初版) WHOの資料です。

サイコロジカルファーストエイド実施の手引き第二版 国立保健医療科学院のページになります。

被災者のこころのケア都道府県対応ガイドライン 内閣府ページ内。

法律に関する情報

例えば、教育分野ですが、教育基本法では、第一章教育の目的、目標等はと押さえておかないといけないし、第二章の義務教育等も大切ですね。第三、四章まできっちり把握しておきたいところです。

学校教育法では、学校の設置などについて細かく決められています。過去問では出ていますね。校長や教員の児童等への懲戒についてなども明記されています。

いじめ防止対策推進法では、第一章いじめの定義、第三章学校が講ずべき基本的施策、国や地方公共団体が講ずべき基本的施策について定められています。第四章では重大事態への対処についても大変重要ですね。

福祉分野においては、虐待については、児童福祉法児童虐待防止法障害者虐待防止法配偶者虐待(DV防止法)などが大切になります。

障害分野では、障害を理由とする差別解消の推進に関する法律も大切です。

このように教育基本法や学校教育法など法律に関する知識が求められます。私はe-Gov(イーガブ「電子政府の総合窓口」)を活用していました。

e-Govとは、政府が運営する行政情報のポータルサイトをいいます。

このe-Govを知っておくだけでも、情報を簡単閲覧することができますので大変お勧めですね。

そして、なにより、PDFでダウンロードができるのも魅力の一つになります。

このように、右上のダウンロードのアイコンでPDFがダウンロードできます。私は紙媒体の方が頭に入ってくるので・・・、大変助かりました。

産業や労務に関する情報

治療を受けながら安心して働ける職場づくりのために

病院における取り組み事例などが掲載されています。相談窓口での就労に関する相談受付・支援など。

https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/140328-01.pdf

職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~

事業者におけるメンタルヘルスケアの実施について記載された指針になります。努力義務ですが、積極的に取り組むことが望ましいとされています。

たとえば、メンタルヘルスケアは、4つあって「セルフケア」、「ラインによるケア」、「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」及び「事業場外資源によるケア」です。これらが、継続的かつ計画的に行われることが重要と示されています。

労働者の心の健康のために押さえておきたい基本的な項目になりますね。

https://www.mhlw.go.jp/content/000560416.pdf

心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き~メンタルヘルス対策における職場復帰支援~

職場復帰支援の手引きは、職場復帰支援の流れが5つのステップで掲載されていて、手順書になります。時系列で、どのタイミングで何をするのかわかりやすく掲載されています。

https://www.mhlw.go.jp/content/000561013.pdf

仕事と生活の調和推進のための行動指針

ワークライフバランスについての指針ですね。

http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/report-16/h_pdf/s1.pdf

まとめ

最後に、今でも役立っているのは、自分で作成した公認心理師ノートです。

50ページのキャンパスノートに自分なりにブループリントに沿って、まとめを作成していきました。このノートは資格取得後、現場でも大変役立っていて、試験勉強の成果物となっています。

公認心理師合格にむけて少しでもこのサイトで紹介したことが、みなさんのお役に立てば幸いです。

めざし

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