これからソーシャルワーカーに必要になる能力について(このサイトのまとめ)

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必要な能力
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この記事について

こんな疑問に、ここでは答えたいと思います。

  • これからソーシャルワーカーを目指す方は、何を勉強していけばいいのか。
  • ソーシャルワーカーになったけど、どんなふうに学んで成長していけばいいのか。

という疑問や不安があると思います。

ここでは、これからソーシャルワーカーに必要になる能力について、わかりやすく紹介しています。

記事の信頼性

医療・高齢・地域福祉でソーシャルワーカーとして、対人援助職20年以上。現職は、地域福祉機関で管理者をしています。
社会福祉士養成校等で、社会福祉士等の養成に関わって約10年。
有資格は、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、公認心理師。ブログ月間1万PV。


ソーシャルワーカーになるには」どうしたらよいのか調べたい方は、以下に社会福祉士の紹介や、いろんなソーシャルワーカーについてまとめていますので、こちらを参考にしてくださいね。

社会福祉士の学生さん向けに、不安な実習についての記事も掲載していますので、参考にしてくださいね。

ソーシャルワーク専門職に求められること

平成30年度にソーシャルワーク専門職である社会福祉士に求められる役割等についての報告書がまとめられました。

以下はその一部から抜粋です。

地域共生社会の実現に向けた各地の取組には、社会福祉士が中心となり、地域住民等と協働して地域のニーズを把握し、多職種・多機関との連携を図りながら問題解決に取り組んでいる事例などがある。
地域の様々な主体と連携した取組が必要となる中で、社会福祉士には、地域住民の活動支援や関係者との連絡調整などの役割を果たすことが求められている。

地域共生社会の実現」に社会福祉士が中心となって取り組んでいくことが明記されています。

これは、これからのソーシャルワーカーにとって大切になるキーワードです。

現在、地域福祉に関わっている現任者の一人としては、

  • 地域共生社会はどういったものかは、その地域ごとで異なるものもある。
  • 「これが地域共生社会である」という答えが用意されていません。

ですので、

その時々のリソースを活用したり開発していく

まさにソーシャルワークの技術が活かされていく分野となります。

社会福祉士の養成カリキュラムの見直しについて

そしてこの報告書の後、社会福祉士養成課程における教育内容等の見直しについて(令和元年6月28日)にて、カリキュラムが見直しとなりました。

スケジュールについて

社会福祉士養成課程における教育内容等の
見直しについて

このタイムスケジュールからは、2024年度の卒業生から新しいカリキュラムで社会福祉士として活躍していきます。

これから、ソーシャルワーカーを目指して大学や養成校に入学する方たちは、新カリキュラムにて勉強することになっていきます。

ただ、現任者の私もそうですが、もちろん新カリキュラムではありません

なので、現任者たちにとってもその内容を踏まえていかないといけないですね。

カリキュラム内容について

教科書の内容もガラッとかわりました。その内容を見てみましょう。

引用:社会福祉士養成課程における教育内容等の
見直しについて 厚生労働省資料から

相談援助という言葉から、「ソーシャルワーク」という文言が表題に現れるようなりましたね。ソーシャルワークの専門職としての期待の表れです。

ソーシャルワーカーに必要な能力について

私は、現任者である経験と視点、そして、社会福祉士の養成に関わらせていただいている経験から、ソーシャルワークに関連する方法として以下の

  • プレゼンテーション
  • ファシリテーション
  • ネゴシエーション
  • コーディネーション

などに着目して、学びを深めていきたいと思っています。

ソーシャルワーカーに必要な能力について(まとめ)


プレゼンテーションについて

具体に働きかけるのがソーシャルワーカーです。そのために「伝え切る」手法としてプレゼンテーションの技術は不可欠になります。

ネゴシエーションについて

交渉間同士の利益の一致を模索して、共通の目標を見つけて合意を形成する必要があります。特にソーシャルワーカーは、「押しつけ」に注意しながら、地域の主体性を後押しすることが大切ですね。

コーディネーションについて

ソーシャルワーカーは「チームで協働する」ということを常にイメージしながら、コーディネートを行っていくことが大切ですね。

受容について

ここでは、「受容」について社会福祉士や介護、看護に従事する現任者に分かりやすく、その意味やプロセス・過程を解説していきたいと思います。

受容するには、「真剣な態度で傾聴する」などよく目にするのですが、傾聴と一言でいっても主観的だし、何が真剣な傾聴なのか分かりにくさもあります。

自己覚知について

自分の価値観もまた年月を通して、変わっていきますので、学生時代や新任で終わることなく、勇気をもって、この自己覚知を続けることが大切ですね。

ソーシャルワーカーに必要な多職種連携について

これからのソーシャルワーカーは、幅広い多職種を理解し、地域を含めたチーム作りができるようになっていく必要があります。

ソーシャルワーカーにとっての必携本 おすすめ書籍

ソーシャルワーカーとして読むべき本はなんだろう?頑張っておられる現任者や、これからソーシャルワーカーを目指したい方におすすめの書籍を紹介しています。

ソーシャルワーカー・ケアマネジャーとして、「実用的な」欠かせない服装などアイテムを紹介。

地域福祉やケアマネジメントを実践していると、いろんな「欠かせないアイテム」が必要です。私(めざし)の実務経験のなかで、実用的なソーシャルワーカー・ケアマネジャーの身に着けているアイテムや、使っていて便利だと実感している道具をここでは紹介します。ソーシャルマナーにおいては、「身なりを整える」ことが非常に大切ということを私たち対人援助職は知っています。